mud Studies #01

Outline

mudによるものづくりに対する発散と実験の展示プロジェクト「mud Studies #01」を、2025年9月5日から9月11日の間、下北沢・DDD ART凪にて開催しました。 チームの基本姿勢である「mudなものづくり」を追求する機会として、メンバーそれぞれが個人の興味関心に沿ったプロジェクトを立ち上げ、制作したアウトプットやそのプロセスを公開。メンバーにとってものづくりに純度高く向き合える機会であると同時に、つくることに関心を持つ誰かにとって、視点をひらいたり衝動を再発見する場となることを目指しました。 ▼ごあいさつ ※キャプション抜粋 「ものづくりの衝動に正直に。」 これは、mudがチームとして共有している基本姿勢のひとつです。 私たちmudは、多種多様な興味関心や能力を持つメンバーが それぞれものづくりに対する「物語」を持ち込んで、 互いに影響を与え合いながら成長していく、有機体のような組織です。 だからこそ、共通の「つくる姿勢」を持ち続けることを大切にしています。 クリエイティブスタジオであるmudの事業は 制作に関することが中心にあり、常につくり続ける環境にありますが こうした姿勢は、組織のプロジェクトのみで満たせるものではありません。 自分の中から湧き出す興味や問いにまっすぐ向き合い、試し、かたちにしてみる。 そんなものづくりに純度高く向き合える場を設けようと考えました。 本展「mud Studies」は、そうした内的な動機から始まりました。 メンバーそれぞれが、自分の関心に従って立ち上げたプロジェクトを持ち寄り、 そのプロセスやアウトプットを展示します。 極めて個人的だったり、荒削りなものもあるかもしれませんが、 この場が、私たち自身のためだけでなく、つくることに関心を持つ誰かにとって、 視点をひらいたり、衝動を再発見したりするようなきっかけになれば嬉しいです。 私たちにとって、mudという組織を運営すること自体が、 絶えず試行錯誤の連続です。 この「mud Studies」も、そのスタディのひとつと言えるかもしれません。 mudのスタディを、お楽しみください。 ▼KV 今回のキービジュアルは、mudというチームのあり方を表現しています。さまざまな粒子が集まり、ひとつの“泥”となるイメージで制作しました。楕円を手作業で少しずつ動かしながら100コマを撮影し、それを元にアニメーションへと仕上げています。楕円ひとつひとつに目を向けると、それぞれが個性的に動き、とても愛らしく感じられます。 さらに、この100コマを活かして、形の異なる100種類のステッカーを制作しました。そのステッカーを街のさまざまな場所に貼り、プロモーション動画としても展開しました。来場された皆さまには、制作したステッカーの中から好きな形を自由に選び、持ち帰っていただきました。

Credit

企画/制作: mud Inc. 参加メンバー:松本 晃次郎、長谷川 希木、芦川 能純、梁取 瑶、伊﨑 一帆、宮﨑 紗弥、蔡 豐全 編集/サポート:林 亜華音