Overview
100年の歴史を持つ箔押しブランドのリブランディング
京都の六角通りで生まれ、100年以上の歴史を持つ箔押しペーパーアイテムブランド「ROKKAKU」。「箔押し」という伝統的な印刷技術を得意とし、幅広いデザインアプローチで商品提案をしてきたROKKAKUのさらなる展開を広げるためのリブランディングを行いました。一般的にハレの日に使用されることの多い「箔押し」が、より身近に親しまれ、日々の暮らしにも寄り添った存在となることを目指しました。


Approach
暮らしや価値観の変化に合わせたブランドコンセプトの開発
リブランディングにおけるコンセプトの設計にあたり、社内チームを交えたワークショップを実施。ROKKAKUらしさを表すキーワードや使用する人物像を細かに議論し、ブランドの輪郭を整理しました。
並行してmudチームでは、文具業界や競合ブランド、ターゲット層の動向をリサーチ。「箔押し」市場の認知状況への理解を深めながら、集まったキーワードをもとに、複数のコンセプトの仮説を検討しました。
仮説をもとに再び社内チームとすり合わせを行い、方向性を決定。これまでお正月、誕生日、結婚式といった特別なハレの日に使用されることが多かった「箔押し」ですが、暮らしや価値観の多様化に合わせて、より身近な場面でも親しんでもらえるよう、日々の暮らしにも寄り添った存在となることを目標に掲げてコンセプトを開発しました。
Output
ブランドコンセプトを通底させたアウトプット


言語化されないブランドの空気を汲み取ったVI策定
コンセプトの決定後は、それらをどうビジュアルに落とし込むか、VIの策定へ。
ロゴデザインでは、これまでのロゴに込められた意図を踏まえながら、新たに出発するブランドのシンボルとしてどうあるべきか検討しました。
検討にあたっては、製造現場への見学やデザイナー、製造スタッフへヒアリングを行い、言語化されないブランドの空気を汲み取りながら、ROKKAKUらしさを落とし込んでいきました。
さらに、箔押しで表現した際に美しい見栄えになるのか、そうした点も網羅しながらさまざまな形を検証し、ROKKAKUというブランド名と箔押しの特徴である凹凸を想起させるロゴに。合わせてカラースキーム、フォントの設定も行い、VI全体を設計していきました。

箔押しの間口を広げるコピーライティング
ブランドコピーは、高級感のある箔押しの既存イメージをほぐしつつ、間口が広がるような方向で検討。
ブランドにふさわしい表現か、発音して心地よいか、直感的に理解できるか。社内チームと細部まで議論しながら、ROKKAKUがどういった存在であるかが、丁寧に伝わるようにボディコピーも作成しました。


ブランドコンセプトを通底するWEBサイト
WEBサイトはブランドの世界観を感じ取る場として、使いやすさに配慮しながらもオーソドックスすぎず、ROKKAKUを随所に取り入れたデザインに。
写真もVIに沿ったカラートーンで統一感を保ちつつ、各商品の箔押しの魅力が伝わるよう商品に応じて撮影を工夫しています。
また、WEBサイト内ではブランディングツールの一つとして、ROKKAKUが紡いできたフィロソフィーや技術の積み重ねを広く伝えるために記事コンテンツを作成。
ROKKAKUの変遷や箔押しの商品ができるまでのプロセスを詳細に紹介することで、ブランドの性格が感じ取れるような内容に仕上げました。
CREDIT
Client
フタバ株式会社
Producer / Creative Director
松本 晃次郎mud Inc.
Planner / Editor / Project Manager
林 亜華音mud Inc.
Art Director / Designer
三牧 広宜(sankakusha inc.)
Web Designer
小玉 千陽(ium inc.)
Engineer
長谷川 希木mud Inc.